人に慣らす、病院に慣らす
病院に行くたびストレスでは大変です。
病院でする全ての検査・治療について言えることです。
人や病院になれていないと、何をしてもストレスを感じるようになります。
どんな子だって多かれ少なかれ病院ではストレスは感じるでしょう。
慣れない場所で、家族でもない人間にあれこれされれば怖いのは当たり前です。
でも、猫によってその程度が本当に違います。
- 検査中に嫌がって暴れて呼吸が苦しくなってしまう子
- 薬を飲ませようとすると嫌がって噛んでくる子
ここまでくると相当なものです。
動物病院側もプロですから、出来る限りのことをして猫を落ち着かせようとはします。
でも猫側の協力なしでいい診療をするのは難しいんです。
病院に行く事自体がストレスでは極端な話、病院に行かないのが一番の治療になりかねません。
僕は「病気の動物は動物病院に必ず連れていかなければならない」とは思いませんが、
「連れていきたいのに行けない」というのは不幸な状態だと思います。
そうしたくないのであれば、病院や人に慣らしておくのが一番です。
普段から準備しておきましょう
いざ病気になってしまってから急に行動を変えるというわけにもいきません。
人や病院に慣れている子が病院に来た時、いかに得をしているか。
そうでない子がいかに損をしているか。
そういう例を何度も目の当たりにして、
病院に慣らしておくって大事だな、元気なうちからやっておいた方がいいな
と強く思うようになりました。
心臓病のことだけでなく、動物病院で行う全ての事に対してこれは当てはまります。
緊急状態で病院に飛び込んできたときは、獣医師も「何かしてあげたい」と思うものです。
しかし慣れていない子の場合、手を出す事によってかえって命の危険が生じる場合だってあります。
用も無いのに病院に通えとまでは言いませんが、外出や他人に触れられるのに対してある程度は慣らしておいて欲しいなと僕は思います。
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