血圧測定

どういう検査なのか?

人間と同じように血圧を測る検査です。
空気を入れて膨らむカフで腕を締めて、徐々にゆるめていきます。
動物は腕(前足)だけでなく、後ろ足やしっぽでも測ります。

そこから何が分かるのか?

そのまんまですが、血圧が分かります。

肥大型心筋症を診断するためには血圧測定が必須です。
この検査を行わずに「肥大型心筋症」と診断をつけることはできません。

また、猫は高血圧の子が案外多くいます。
問題無い子も多いですが、高血圧によって心臓に負担がかかる側面もあるので血圧測定はとても大切な検査です。

検査のメリット・デメリット、得意・不得意は何なのか?

肥大型心筋症かどうかの判断に役立つだけでなく、
お薬の種類を決めるなど、治療の判断の助けとなります。
検査自体も比較的簡単に行えます。

デメリットとしては、

  • 動物病院の雰囲気で緊張してしまって血圧が高めに出ることが多い
  • じっと出来ない子ではうまく測れない

など、検査を行ってもきちんと測れない場合がある事です。
ここでもしつけが出来ているか、病院に慣れているかどうかの差が出てきます。


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