その他の処置

猫の心臓病の治療はお薬がメインですが、それ以外の処置も場合によっては必要です。

ここでは薬以外の治療法について説明します。

酸素吸入

高い濃度の酸素を吸わせて、呼吸をサポートする方法です。

心臓病が進行すると肺に水が溜まり呼吸が苦しくなる事があります。
そこで効率的に酸素を吸わせてあげることにより呼吸を補助します。

具体的には酸素マスクをつけて酸素を吸わせるほか、酸素で満たした部屋の中に猫を入れて休ませる方法があります。

水抜き

胸やお腹などに溜まってしまった水を抜く処置です。

心臓病の進行に伴って胸やお腹のスペースに水が溜まる場合がありますが、その量が多いと胸やお腹が圧迫された苦しい状態になります。

お薬の治療によって水が減ってくる事もありますが、効果が思わしくない場合や緊急の場合は直接針を刺して水を抜く処置が必要になります。

針を刺すので気軽に行うものではありませんし、水が溜まる原因を解決しているわけではありませんが、愛猫を楽にするためにはとても重要な処置になります。



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